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第九十七回読書会報告

第97回読書会を行いました。

2023年8月27日(日)18時~20時、愛媛県生活文化センターにて。

【参加者】12名
【今回の参加費】施設利用料2490÷12名=200円(1名あたり)
【自己紹介お題】ラストにびっくりする、おすすめの本、厳選一冊(マンガやノンフィクションなど本ならなんでも可)

今回は自己紹介のお題で紹介された本から。

O夫さん
葉桜の季節に君を想うということ 歌野晶午

O妻さん
雪月花黙示録 恩田陸

Yさん *初参加
失敗の本質 野中郁次郎

Tさん *初参加
陽気なギャングが地球を回す 伊坂幸太郎

Oさん
ハサミ男 殊能将之

Jさん
リバース 湊かなえ

Kさん *初参加
ジョジョの奇妙な冒険 荒木飛呂

Iさん
風と共に去りぬ マーガレット・ミッチェル

Wさん
あなたが私を竹槍で突き殺す前に 李龍徳

Mさん
彼方のアストラ 篠原健太

Mさん *初参加
アラビアンナイト2 川真田純子/訳 天野喜孝/絵

M
天人五衰 三島由紀夫

ラストにびっくりする本って、一番面白い部分が言えなくて、紹介が結構難しかったです。でもみなさんネタバレを避けつつ上手く内容を紹介してくださり、どれも興味深かったー。


さて本題。
今回の紹介本はこちら。
第九十七回読書会紹介本

第九十七回読書会のようす

第九十七回読書会のようす2


O夫さん
「Excelで学ぶ実践ビジネスデータ分析」豊田裕貴
「文字の読めないパイロット 識字障害の僕がドローンと出会って飛び立つまで」髙梨智樹

※O夫さんが取得挑戦中のビジネス統計スペシャリスト教材と、ディスレクシアである著者の半生を書いたノンフィクション。自分と他人との違いから、教えてもらうことって多いですね。


O妻さん
「ゲームの王国」小川哲

※最近評価の高い著者が描くSFは、上下巻でタッチが随分と変わるアジアが舞台の作品。バンバン人が死に、変わった人がたくさん出てくるカオスな世界観のなか、ぐいぐい読ませる力量よ。


Yさん *初参加
「最後の秘境 東京藝大」二宮敦人

※妻が藝大生である著者が、興味深き東京藝術大学に潜入したルポルタージュ。超難関の受験を突破した、芸術家のたまごたちの"変わった"生態が、とても興味深い一冊。


Tさん *初参加
「悪意」東野圭吾
「好き好き大好き超愛してる。」舞城王太郎
「クラウディ」辻仁成
「BLUE GIANT」石塚真一

※大人気の絶品ミステリから変わった恋愛小説、著名作家の初期作品、映画化でも話題のジャズマンガまで、Tさんのおすすめ作品はバラエティ豊か。


Oさん
「マークスの山」高村薫

※Mも大好き高村薫、初期の代表作。作品全体を覆う薄暗さと寒さが、硬質な文章で描かる、重量感のある作品。Oさんが語る作品の紹介は、とても分かりやすく整理されていて見習いたいです。


Jさん
「いごってなあに?」小林泉美
「おじさん図鑑」なかむらるみ

※姪っ子ちゃんに囲碁を好きになって欲しいと願うJさんが放つ1冊は、惜しくも不発に。若きおじさんが、おじさん図鑑を紹介する姿の不条理が最高でした。


Kさん *初参加
「風が強く吹いている」三浦しをん

※駅伝の初心者たちが格安の寮をエサに集められ、みんなで箱根をめざす青春小説は、映画化・漫画化・アニメ化もされた人気作。ストーリーの面白さは折紙つき。


Iさん
「君の顔では泣けない」君嶋彼方
「ガーデン」千早茜

※「男女入替りもの」の前者はLOVE・エロなしの切り口が新鮮。世間とのなじめなさを丁寧に描く後者は、Iさんが「ここ数年で一番良かった」と絶賛。読書人にとって、こういう作品に出逢えることが生きる醍醐味ですね。


Wさん
「ホテル・アルカディア」石川宗生
「半分世界」石川宗生
「悪魔の涎・追い求める男 他八篇―コルタサル短篇集」コルタサル/著、木村栄一/訳

※不思議な読み口の幻想小説、ラテンアメリカ文学にはまっているWさんのセンサーに触れた3作。好きなものが好きなものを呼ぶ偶然(というか必然?)の体験も、読書の醍醐味なり。


Mさん
「未来警察殺人課」都筑道夫

※アニメ・サイコパスと、設定の共通点があるという昭和のミステリ短編集。著者の都筑氏の師匠が大坪砂男氏で、その孫がアニメの脚本家・虚淵玄であるという繋がりもミステリー。


Mさん *初参加
「ぼおるぺん古事記」こうの史代

※「この世界の片隅に」で有名な作者による、古事記のコミカライズ。現代語訳ではなく、原文の読み下しで書かれているが、絵の力で内容がしっかり理解できる。ボールペンで書かれた素朴なタッチも魅力。


M
「考古検定過去問題集」公益社団法人日本文化財保護協会
「考古検定過去問題集 第3版」公益社団法人日本文化財保護協会

※松山市考古館で「考古検定」のチラシを見かけたことから、受けてみようかと軽い気持ちで取り寄せた問題集。30年前に取得した知識では到底太刀打ちできない難しさに、無表情で積読中。



次回の読書会はこちら↓
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【2023年9月読書会のお知らせ】
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●日時● 2023年9月24日(日) 18時~20時

●場所●

愛媛県生活文化センター 1F中会議室

http://www.e-bunka.org/

〒790-0873松山市北持田町139-2

●定員● 16名 ※先着順

●会の流れ● 

はじめに自己紹介や近況報告。

その後、それぞれ用意してきた本を、順番に紹介していきます。

最後にそれぞれの本を交換し合って読みます。

●参加申し込み方法●

どなたでもご参加いただけます。

下記予約フォームよりご予約をお願いします。

https://airrsv.net/bookclubmikan/calendar/menuDetail/?schdlId=T002B1F954

※システム上電話番号が必須ですが、適当な11桁の数字で結構です

※メール受信制限をしている方は[@airrsv.net]のドメインを受信可能にしてください。

●参加費●

【会場利用料2,490円】を【参加人数】で割った金額

現金もしくはPayPayにて当日お支払いください。

<例>参加人数が5名の場合、2,490円÷5名=498円 が参加費となります。

●そのほか●

・愛媛県生活文化センターの北側に駐車場がありますが、駐車の際は受付でナンバーを伝えてください

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お問合せは以下までメールをお願いします。

bookclubmikan@gmail.com

みんなで、本を楽しみましょう!